コーヒーを習慣的に飲むと得られる健康効果の3つのポイント

コーヒーって身体に悪いから飲まない方がいいの?
  • コーヒーは健康に良いとする説と健康に悪いとする説がありますよね?
  • コーヒーの種類(レギュラーとインスタント)とは関係ないのでしょうか?
  • 飲みすぎると身体に悪いってホントですか?

コーヒーは一昔前まで身体に悪いといわれていました。

ですが、最近ではコーヒーに含まれるカフェインや、
ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸には、
人間の体によく、さまざまな健康効果があることがわかってきました。

今回はコーヒーを飲むことで得られる健康効果について
まとめていきたいと思います。

コーヒーを飲むことで得られる健康効果

適量なら生活習慣病の予防やアンチエイジング効果がある

最近になってコーヒーの研究が進むにつれて、
たくさんの健康効果があることが分かりました。

コーヒーを毎日飲む人は、飲まない人に比べて、
がんや、糖尿病動脈硬化脳卒中心筋梗塞などの恐ろしい
疾病が発症するリスクが少ないそうです。

これは、コーヒーに含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸
という物質の働きによるものです。

クロロゲン酸は、善玉コレステロール(HDL)を増やして、
血液中の余分な悪玉コレステロール(LDL)を減らし、
長期的に血圧を下げてくれるんです。

さらに、このポリフェノールには、抗酸化作用があり、
がんの予防やシミ・しわなどのお肌の老化からくるトラブルを
防いでくれる働きもあります。

また、カフェインには細胞のミトコンドリアに働きかけ、
血液中のブドウ糖(血糖)をエネルギーに変え血糖値を下げてくれる働きもあります。

これらは、コーヒーを毎日飲み続けることで得られる長期的な効果です。

さらに、短期的な効果としてはコーヒーを飲むと、
カフェインの働きにより眠気が覚めたり集中力が増強したり、
胃液の分泌を促進して消化促進したり脂肪燃焼を助ける働きもあります。

インスタントや缶コーヒーでも同様の効果がある

みなさんは、インスタントコーヒードリップコーヒー
缶コーヒーなどいろいろな種類がありますが、
よく飲むのはどれでしょうか。

コーヒーに含まれる成分のうち健康に影響を与える主な成分は、
カフェインクロロゲン酸です。

カフェインやクロロゲン酸はコーヒーの生豆に多く含まれていて、
焙煎をすることで減少していきます。

つまり、浅煎りのコーヒー豆の方がカフェインやクロロゲン酸は多く含まれていて、
深煎りのコーヒー豆ほど含有量が減っていきます。

コーヒーのタイプで言うと、アメリカンコーヒーが含有量が多く
次いでホットコーヒー、深煎りのコーヒー豆を使うアイスコーヒーや、
エスプレッソは含有量が少なくなります。

また、インスタントコーヒーや缶コーヒーでも、
カフェインやクロロゲン酸は含まれているので効果は同様にあります。

しかも、レギュラーコーヒーの場合は、産地や焙煎方法に左右されてしまうのに比べ、
インスタントコーヒーの方がカフェインやクロロゲン酸が安定しているんです。

飲みすぎた場合、逆に健康に悪影響を及ぼす

コーヒーを飲むことでいろいろな健康効果が得られるます。

ところが、健康にいいからといって飲みすぎてしまうと、
思わぬ健康被害がもたらされるかもしれません。

例えば、コーヒーに含まれるカフェインには
覚醒作用による眠気覚ましや集中力向上などの効果がありますが、
夜や寝る前などに飲んでしまうと本来の睡眠の質を下げてしまいます

そしてその影響で日中に襲ってくる睡魔などに対応するために、
またコーヒーを飲まなければならず悪循環になります。

また、カフェインには依存効果があり
たくさん飲み続けていると、カフェインが切れることで
身体に頭痛や不安感などの依存症が現れることがあります。

もし、自分が飲みすぎてるなと感じたら、
突然やめることはできないので、
少しずつ量や回数を減らすようにするといいと思います。

まとめ

今回は、コーヒーを飲むことで得られる健康効果について
お伝えしました。

コーヒーの健康効果のポイントは以下の通りでした。

  • 適量なら生活習慣病の予防やアンチエイジング効果がある
  • インスタントや缶コーヒーでも同様の効果がある
  • 飲みすぎた場合、逆に健康に悪影響を及ぼす

コーヒーに含まれるカフェインポリフェノールの一種、
クロロゲン酸には眠気覚ましや集中力アップ、
生活習慣病やがんなどの予防から抗酸化作用によるアンチエイジング効果など
適量を毎日飲み続けることで、さまざまな健康効果を得られます。

ところが、さまざまな健康効果を授けてくれるコーヒーも、
1日に5~6杯以上も飲んでしまうと眠れなくなったり
コーヒーがないと身体異常をともなう依存症になってしまうこともあります。

実際のところ個人差などもありますが、
コーヒーの1日の摂取量は2~3杯くらいが目安とされています。

過ぎたるは猶及ばざるが如しということわざのように、
なんでもほどほどがちょうどいいということですね。