コーヒーを飲んでも骨粗しょう症にならないための3つのポイント

コーヒーを飲みすぎると骨粗しょう症になるかもしれない…
  • コーヒーと牛乳を一緒にとると、コーヒーのカフェインが牛乳のカルシウムを排出してしまう
  • カフェインの過剰摂取は骨粗しょう症になりやすくなる

あなたもこのような情報を聞いたことがあるのではないでしょうか?

コーヒーを毎日たくさん飲んでいる人は、
いっぱいいると思います。

仕事の合間に、集中力を高めて勉強をするため、
運転中の眠気覚ましなど多様な目的があると思います。

ですがコーヒーを毎日たくさん飲んでいる人は、
カフェインの利尿作用によりカルシウムが尿と一緒に排出されて、
将来的に骨粗しょう症になるリスクがあります。

今回は、コーヒーを飲んでも骨粗しょう症にならないためのポイントについて
まとめていきたいと思います。

 コーヒーを飲んでも骨粗しょう症にならないためのポイント

 コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用がありカルシウムが排出されてしまう

みなさんもご存知のように、コーヒーにはカフェインが含まれていて、
トイレに行く回数が増えてしまいます。

このとき、尿と一緒に人体の骨を構成する成分で大切な、
カルシウムも排出されてしまっているのです。

では、カルシウムが排出されてしまうのは、
何が問題なのでしょうか。

カルシウムは骨を構成する重要な成分なので、
それが少なくなってしまうと丈夫な骨が作れず、
どんどんもろくなっていってしまいます。

つまり、骨の密度がスカスカになってしまう骨粗しょう症に、
すぐにではありませんが、将来的になる可能性が高まります。

コーヒー1杯で排出されるカルシウムの量は、
たいした量ではありませんが、毎日たくさん飲んでいる人は、
ちりも積もれば…ということです。

特にカルシウムの摂取が不足しがちな人や、
加齢によって骨密度が下がっている人は要注意です。

 コーヒーに牛乳を入れても、牛乳からはカルシウムが吸収しにくい

コーヒーが苦手で牛乳を入れないと飲めない人も、
少なくないのではないでしょうか。

コーヒーに牛乳を入れて飲むのは、
カフェインの刺激から胃を守る効果もありますし、
飲むときもコーヒーの苦みがマイルドになるのでとてもいいです。

ところが、コーヒーに牛乳を入れる目的が、
カルシウムの摂取だとしたら、ちょっと待ってください。

一昔前までは、カルシウムをとるには牛乳がいいといわれてきました。

ところが、最近の調べでは牛乳に含まれるカルシウムは、
人間が吸収しづらいものなので、カルシウム摂取には向きません

また、牛乳には骨を作るために必要な成分である、
カルシウム、リン、マグネシウムのうち
マグネシウムがほとんど含まれていないせいで、
それを補うために人体の骨を溶かしてマグネシウムを補強しようとします。

牛乳をよく飲んでる人でも、骨粗しょう症になりやすいという
データもあるくらいです。

ちなみに、コーヒーミルクや、コーヒーフレッシュと呼ばれている
ポーションタイプのミルクは、実際は主成分が植物油なので
牛乳のようなカルシウムとかの成分は含まれていないんです。

 コーヒーによる骨粗しょう症を回避するには、飲みすぎないことが一番

ここまで、コーヒーやコーヒー牛乳を飲む人は、
カルシウムが排出されていき将来的に骨粗しょう症になってしまう
といって脅かすようなことを書いてきました。

ですが、実際のところコーヒーを飲む量が適量の範囲内であれば、
それほど深刻にとらえる必要もないのです。

コーヒー1杯を飲んで排出されるカルシウムの量は微量なので、
1日の適量とされるコーヒーカップ2~3杯程度であれば、
カルシウムの摂取量のほうが多いため大丈夫です。

ですが、1日に何杯も飲んでいる人は、
コーヒーの杯数を減らしたほうが、骨粗しょう症だけでなく、
睡眠の質の低下や慢性的疲労などの観点から言ってもいいです。

また、現代に暮らしてる人は通常の食事でも、
カルシウムの量は十分だといわれています。

なので、無理に牛乳で補わなくても平気です。

もし、心配なようであればカルシウムのサプリメントなどで
補うほうがいいかもしれません。

まとめ

今回は、コーヒーを飲んでも骨粗しょう症にならないためのポイントについてお伝えしました。

コーヒーを飲んでも骨粗しょう症にならないためのポイントは次の通りでした。

  • コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用がありカルシウムが排出されてしまう
  • コーヒーに牛乳を入れても、牛乳からはカルシウムが吸収しにくい
  • コーヒーによる骨粗しょう症を回避するには、飲みすぎないことが一番

コーヒーのカフェインには利尿作用があるのはよく知られていますが、
尿と一緒にカルシウムも排出してしまうことはあまり知られていません

コーヒーに含まれるカフェインをとりすぎてしまうと、
血液中のカルシウムが減少し、尿と一緒に排出されます。

また、コーヒーに牛乳をいれると思いますが、
牛乳はカルシウムを目的とするとあまりよくありません

なぜかというと、牛乳には骨を作るのに必要な、
カルシウムと、リンとマグネシウムのうち、
マグネシウムが足りずに逆に骨を溶かしてマグネシウムを取り出そうとします。

実際に牛乳をよく飲む国では、骨粗しょう症が多いというデータもあります。

骨粗しょう症にならないためには、
牛乳はできるだけ避けて、コーヒーを飲みすぎないことが一番です。

ちなみに現代人は牛乳を飲まなくても、
食事から十分にカルシウムの摂取ができているようです。

つまり、コーヒーが適量の範囲内であれば、
骨粗しょう症にはならないのです。