コーヒーを飲むことで起こる血圧の変化にかかわる3つの事実

コーヒーを飲むと血圧が上がるのはどうしてですか?

  • コーヒーを飲むと血圧は上がりますか
  • ポリフェノールを含む食品は高血圧症に良い
  • 血圧を下げないコーヒーはありますか?

みなさんの中にもこのような疑問をお持ちの人もいるのではないでしょうか。

高血圧な人は、最終的には動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの
危険な症状を引き起こしてしまうかもしれません。

コーヒーに含まれるポリフェノールの一種、
クロロゲン酸には抗酸化作用があり動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの
恐ろしい生活習慣病の発症リスクを低減させてくれます。

今回は、コーヒーを飲むことで起こる血圧の変化について
まとめていきたいと思います。

コーヒーを飲むことで起こる血圧の変化

コーヒーを飲んだ直後は、カフェインの働きで血管が収縮して血圧は上がる

コーヒーに含まれるカフェインには血管を収縮させる働きがあるので、
コーヒーを飲んだ直後は血圧は上昇します。

例えばホースで水まきをしてるところを思い浮かべてください。

ホースの水が出ているところをつまむと、
出口が狭くなって勢いよく水が出てきますよね。

これは出口を狭くすることでホース内の圧力が上がっているためです。

これと同じことがコーヒーを飲んだ時に血管でも起こっています。

血管が収縮して細くなると血圧も上がってしまいます。

カフェインの働きで上がった血圧はカフェインの効果が切れると下がる

ところが、カフェインの効果で血管が収縮し、
上がった血圧は、しばらくすると元に戻りますので、安心してください。

コーヒーを飲み続けることで日常的な血圧が高くなる
ということではありません。

むしろ、日常的にコーヒーを飲んでいる人は、
高血圧にはならず、動脈硬化などの生活習慣病になりにくいといわれています。

ただし、コーヒーを習慣的に飲んでいる人は動脈硬化や心筋梗塞になりにくい

最近の研究では、コーヒーを習慣的に飲んでいる人は、
飲んでいない人に比べ動脈硬化や心筋梗塞、
脳卒中などを発祥するリスクが低いといわれています。

これは、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種、
クロロゲン酸という成分の働きで、善玉コレステロールが増加し、
血管の余計な悪玉コレステロールが取り除かれるためです。

血管にたまった余計なコレステロールがなくなると、
血液の流れがスムーズになって、
血圧は上がらないで済むのです。

血管に余計なコレステロールがたまってしまうと、
血管の通り道が狭くなり血圧が上がってしまい、
その圧力に耐えられるように血管の壁が厚くなり動脈硬化します。

動脈硬化した血管は柔軟性が失われ、
心筋梗塞や脳卒中などの発症リスクが上がってしまいます。

このように、コーヒーには血中の余分なコレステロールを
取り除くことができるので、動脈硬化や心筋梗塞、
脳卒中などのいわゆる生活習慣病を予防できるのです。

まとめ

今回は、コーヒーを飲むことで起こる血圧の変化についてお伝えしました。

コーヒーを飲むことで起こる血圧の変化は以下の通りでした。

  • コーヒーを飲んだ直後は、カフェインの働きで血管が収縮し血圧が上がる
  • カフェインの働きで上がった血圧はカフェインの効果が切れると下がる
  • ただし、コーヒーを習慣的に飲んでる人は、動脈硬化や心筋梗塞になりにくい

コーヒーは1日につき2~3杯が適量だといわれています。

1日に6杯以上コーヒーを飲んでいる人は、
カフェインの副作用の影響を受けたり、
カフェイン依存症になり飲まないと身体に異常がでることもあります。

コーヒーに含まれる成分は、適量なら身体に
いい効果をもたらしてくれます。

今回お伝えした動脈硬化や心筋梗塞の予防もその一つです。

くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。