コーヒーで消化促進させるときのやってはいけない3つの落とし穴

コーヒーを飲むと胃が痛くなるのですがどうしてですか?
  • コーヒーって、健康にいいのですか?
  • 食べ過ぎた時にはコーヒーを飲むと、消化がうながされて良いですか?
  • 飲むなら食前と食後どちらが効果的ですか?

みなさんの中にもこのような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

コーヒーに含まれているカフェインや、クロロゲン酸という
ポリフェノールには、胃の粘膜を刺激して、
胃液の分泌を促進させ、消化を助けるといわれています。

ですがこの消化促進効果には、タイミングや体調によって
逆効果を与えてしまうこともあります。

今回は、コーヒーを飲むことで起こる消化への影響について
まとめていきたいと思います。

コーヒーを飲むことで起こる消化への影響

健康な人が食後にコーヒーを飲むと消化促成され胃の負担が減る

コーヒーのカフェインクロロゲン酸が及ぼす
消化促進効果は、健康な人が食後にコーヒーを飲むことで、
効果を最大限に発揮します。

ところが、ある条件を満たす人たちが飲むと、
コーヒーの消化促進効果は逆効果になってしまうんです。

食前や空腹時に飲むと消化促進効果が逆に働き、胃にダメージを与える

食事前空腹時のような胃の中に何も入っていない人
コーヒーを飲むと、胃液の分泌が多くなって胃が痛くなったり
胃がむかむかしたり気分が悪くなったりします。

そのため、胃に何も入っていない状態での
コーヒーの摂取は控えたほうが得策です。

胃潰瘍や胃が弱っている人がコーヒーを飲むと症状が悪化してしまう

胃潰瘍胃が弱っている人胃酸過多の人などが
コーヒーを飲むと、胃液の分泌が促進され
症状を悪化させてしまう恐れがあります。

さらに、このような人たちが、空腹時にコーヒーを飲んでしまうと、
事態はさらに深刻になってしまいますので気を付けましょう。

もしかしたら、胃潰瘍の人は、
コーヒーなどのカフェインを含んだ刺激物を
飲まないような指導を受けるかもしれません。

コーヒーの他にも、栄養ドリンクや、
エナジードリンク紅茶などにもカフェインが含まれています

また、チョコレートにカフェインが含まれているのも有名ですね。

ミルク入りのコーヒーよりもブラックコーヒーのほうが刺激が強い

飲むコーヒーのタイプによっても、
この胃液の分泌促進効果は左右されます。

ブラックコーヒーそのまま飲むと刺激が強いですが、
胃を保護する働きがあるミルクを混ぜて飲むことで、
胃への刺激を和らげることができるのです。

ここで注意が必要ですが、コーヒーミルク
コーヒーフレッシュと呼ばれるポーションタイプのミルクは
主成分が植物油なので、胃を保護する働きはありません

同様に豆乳にも胃を保護する成分は含まれていないので要注意です。

まとめ

今回はコーヒーを飲むことで起こる消化への影響についてお伝えしました。

コーヒーが与える消化への影響は次の通りでした。

  • 健康な人が食後にコーヒーを飲むと消化促進され胃の負担が減る
  • 食前や空腹時に飲むと消化促進の効果が逆に働き、胃にダメージを与える
  • 胃潰瘍や胃が弱っている人がコーヒーを飲むと症状が悪化してしまう

コーヒーに多く含まれるカフェインポリフェノールの一種、
クロロゲン酸には胃の粘膜を刺激して
胃液の分泌を促進させることで消化を助ける働きがあります。

レストランなどでは食後にコーヒーが
出てくるところがあるのは、食事の消化を助けるためなんですね。

ですが、このコーヒーの消化促進効果が逆効果に働く場合があります。

食前空腹時など胃に何も入っていない人がコーヒーを飲むと、
胃液がたくさん出て胃に負担を与えたり胃がムカムカします。

また、胃潰瘍胃酸過多の人胃が弱っている人などは、
症状をさらに悪化させてしまう恐れもあります。

カフェインレスコーヒーでも、クロロゲン酸が含まれているので、
同様の消化促進効果があります。

ですが、ブラックコーヒーで飲むよりも、
胃を保護する効果のあるミルクを混ぜて飲むことで
刺激をやわらげることができます。