自分でできるアイスコーヒーのつくり方【ドリップ・水出し・インスタント】

みなさんの中にはアイスコーヒーは、
ドトールやスタバなどの喫茶店で飲む人もいると思います。

夏になればネスレやUCC、キーコーヒーなどの
手軽に飲めるボトルコーヒーや缶コーヒーを買ってる人もいますよね。

ですが夏の日差しが激しい中、アイスコーヒーがなくなるたびに
買い出しに行くのはとてもしんどいと思います。

そんな時アイスコーヒーが自分で作れたら、
わざわざ暑いなか大変な思いをして買いに行かなくてもよくなります。

そこで今回はご家庭で自分で作れるアイスコーヒーのつくり方を
まとめていきたいと思います。

アイスコーヒーのつくり方【ハンドドリップ編】

ペーパーフィルターを使ったハンドドリップでつくったアイスコーヒーは、
喫茶店などで飲めるのと同じくらいのものが淹れられます。

ハンドドリップでアイスコーヒーをつくるときに必要な道具は

  • ポッド(注ぎ口が細いもの)
  • ドリッパー
  • ペーパーフィルター
  • コーヒーサーバー2個
  • レギュラーコーヒー

一般的なハンドドリップの道具に加えて、
温かいコーヒーを急速に冷やしてアイスコーヒーにするのに氷が必要です。

コーヒーサーバー2つは、
氷を入れたサーバーでのコーヒー抽出用と、
できたアイスコーヒーから冷却用の氷をとりのぞくために
コーヒーを移し替える用です。

レギュラーコーヒーはアイスコーヒー用にひかれた
やや細挽き深煎り豆がおススメです。

スーパーなどにはアイスコーヒー用のレギュラーコーヒーが
売っているところもありますし、コーヒー豆の販売店なら
購入時にアイスコーヒーに使うと伝えると挽いてもらえます。

氷を入れたコーヒーサーバーの上にドリッパーと
ペーパーフィルター、コーヒー粉をセットした後は、
ホットコーヒーをつくるときのハンドドリップと手順は同じです。

ポイントは通常のドリップコーヒーより
多めのコーヒー豆でお湯を使って入れ、
最後に氷を使って急速に冷やすことです。

1リットル(4~5人分)のアイスコーヒーをつくる場合は、
50gくらいのコーヒー粉が目安になります。

1杯だけつくるときはコーヒーグラス300mlに対して
18~20gのコーヒー粉を使うといいです。

最後に抽出後は、氷が解けないうちになるべく早めに
氷とコーヒーを分離するため、もう1つのサーバーに移します。

すぐに飲む場合は、サーバーに移す手順を省いて、
氷を入れたグラスにコーヒーを注いでも大丈夫です。

ホットコーヒーは冷めると酸化し、味や風味がなくなるため、
自然に冷めるのを待ってから冷蔵庫で冷やすのではなく、
氷で急速に冷やすことで味や風味を保つことができます。

アイスコーヒーの作り置き・保存について

コーヒーがおいしく飲めるのは淹れたてのときなのはご存知かもしれませんが、
アイスコーヒーの場合もおいしくのむには長期保存が難しいです。

おいしく飲めるのは作りたてのアイスコーヒーを冷蔵庫に入れて
保存したとしてもせいぜい1~2日が限度です。

それ以上たってしまうと市販の缶コーヒーやボトルコーヒーのような
香りの飛んだような味になってしまうので注意です。

理想的は飲む分だけつくり、保存せずに飲み切ってしまうことです。

アイスコーヒーのつくり方【インスタントコーヒー編】

ペーパーフィルターを使ったハンドドリップを使うやり方は、
専用の道具とある程度の知識が必要になるので、
お手軽にアイスコーヒーをつくるには敷居が高いかもしれません。

そんな方におすすめなのはドリップコーヒーを使ったやり方よりも、
インスタントコーヒーを使ってアイスコーヒーをつくるやり方です。

一般的にインスタントコーヒーをつくるときの分量は、
140mlのカップ1杯に対してインスタントコーヒーの粉は
スプーン1杯の1.5g程度が推奨されています。

アイスコーヒーはグラスで飲むことが多いので、
グラスの容量が300mlで氷を入れて薄くなることを加味すれば、
スプーン2杯の3g程度がちょうどいい味加減になります。

つくり方は、グラスに適量のインスタントコーヒーを入れ、
少しずつお湯を加えてインスタントコーヒーの粉をしっかりと溶かします

後はグラスに冷たい水と氷を適量入れて、よくかき混ぜればできあがりです。

お好みでガムシロップを入れてもいいですし、
お水ではなく冷たい牛乳をそそいでカフェオレにしてもいいですね。

アイスコーヒーのつくり方【水出しコーヒー編】

水出しコーヒーにあまりなじみがない人も多いと思います。

水出しコーヒーは、ダッチコーヒーやコールドブリューなどとも呼ばれ、
普通なら熱湯でコーヒーを抽出するところを、
コーヒー粉を水に浸して長時間かけて抽出するのが特徴です。

水出しコーヒーでは、温かいコーヒーにあるような苦みが抑えられ
酸味がさわやかでフルーティーな飲み口になります。

ご家庭で水出しコーヒーをつくるには2種類の抽出の仕方があり、
麦茶のパックのようにコーヒー粉が入った水出し専用のコーヒーバックを使うやり方と、
フィルターが一体になった水出し専用の縦長ポッドを使うやり方があります。

  • HARIO (ハリオ) 水出し コーヒーポット 1リットル

水出しコーヒーをつくるときは、
新鮮な中挽き深煎りのコーヒー粉を使い、
ハリオが推奨する8時間よりも長い12時間~1日かけ
ゆっくりと抽出することでまろやかな味に仕上げることができます。

水出しコーヒーは、ホットコーヒーをつくるときよりも
たくさんのコーヒー粉が必要になります。

1リットルの水出しコーヒーをつくるときには
だいたい50~70gのコーヒー粉を使います。

【豆知識】英語でアイスコーヒーはなんていうの?

海外旅行に行ったとき、ふらっとカフェに立ち寄って
アイスコーヒーが飲みたくなったあなた。

でも海外のカフェでは、アイスコーヒーは和製英語なので
通じないことが多いんです…。

あまり知られてはいないのですが、
アメリカやフランスなどの欧米諸国では、
冷たいコーヒーはなじみがないものなのです。

実はアイスコーヒーの起源は日本の大阪から広まったものです。

大阪はアイスコーヒーのことを「レイコー」と呼びますが、
これは元々のメニュー名の「冷やしコーヒー」の名残なんです。

なので、海外のカフェの正式なメニューには載ってませんが、
英語で”Iced coffee”(アイストコーヒー)といえば、
お望みのアイスコーヒーが出てきます。

海外旅行の機会が多い人は覚えておくといいかもしれません。

まとめ

これまでコンビニや喫茶店などで
買ってばっかりだったアイスコーヒーが
家で簡単に作れるようになると思います。

作り置きできないのが玉にキズですが、
夏場でも快適なコーヒーライフが
楽しめると思いますのでぜひ試してみてくださいね