- カフェイン断ちをしたら、疲れやすくなりました
- コーヒーを飲むと疲れが吹き飛ぶってホントですか?
- コーヒーには疲労回復があるなら休みなく働けますか?
みなさんの中にもこのような疑問をお持ちの方が
多いのではないでしょうか。
コーヒーに多く含まれることで知られるようになった
カフェインという物質には、疲労回復効果があるといわれています。
会社に勤めている人や、受験勉強を頑張っている人は、
コーヒーのお世話になっていると思います。
今回は、コーヒーに含まれるカフェインが与える疲労への影響について
まとめていきたいと思います。
コーヒーに含まれるカフェインが与える疲労への影響
コーヒーを飲むことで一時的に疲労感がなくなる
カフェインのよく知られている効用の中に、
疲労感がなくなり集中力がアップするというものがあります。
あなたもコーヒーを飲んだ際に、
なんだかスッキリした気分になり、やる気が出てきたことがあると思います。
このため、仕事中に集中力を高めたい時や、
受験勉強などのやる気が出ないときに飲むことも多いはずです。
またカフェインには疲労回復以外にも眠気覚ましなどの効果もあります。
カフェインの疲労回復は根本的に疲れがとれるわけではない
疲労回復に効果を発揮するコーヒーのカフェインですが、
実際のところは根本的に疲れをとっているわけではないのです。
人間が疲れを感じるメカニズムは脳内で分泌される
アデノシンという物質が、アデノシン受容体にくっつくと疲れを感じます。
ところが、カフェインはこのアデノシンという物質の働きを
邪魔するように働き、アデノシン受容体にくっつきます。
このためアデノシンがアデノシン受容体にくっつく量が減るので、
脳は疲れていないと錯覚し、結果的に疲労回復したと思いこみます。
この疲労回復は、カフェインの働きによる一時的な錯覚であるため、
カフェインの効果が切れる2~3時間後には通常通り疲れを感じるようになります。
この疲れをコーヒーを飲むことでさらにごまかそうとすると、
次第にコーヒーを飲む量が増えていき、
コーヒーのカフェインが切れたときにけん怠感や虚脱感などの症状が出ます。
ホントに疲れているときは、ちゃんとした休息が必要
疲労をカフェインでごまかしているとやがて過労状態になり
体調を崩してしまう恐れがあります。
そのため、ちゃんと疲れをっとりたい時は、
質の高い休息が不可欠になります。
夕方以降のコーヒーをはじめ、チョコや紅茶、
栄養ドリンクなどカフェインが含まれる飲食物を口にせず、
夜の睡眠に備える必要があります。
寝る前のハーブティーも質の高い睡眠には最適です。
また、日中のコーヒーの量も、
適量とされるコーヒーカップ2~3杯程度に控えておきましょう。
1日5杯以上のコーヒーを飲んでる人は飲みすぎで、
コーヒーでだましだまし疲れをとっている可能性がありますので要注意です。
まとめ
今回はコーヒーに含まれるカフェインが与える疲労への影響をお伝えしました。
カフェインが与える疲労への影響は次の通りでした。
- コーヒーを飲むことで一時的に疲労感がなくなる
- カフェインの疲労回復は、根本的に疲れがとれるわけではない
- ホントに疲れているときは、ちゃんとした休息が必要
カフェインによる疲労回復効果というものは
昔から知られていて、栄養ドリンクにも含まれています。
ですが、このカフェインによる疲労回復は一時的なもので、
本当の意味で疲れがとれるわけではなく、
カフェインの働きで疲れを感じないようになるだけです。
しかも、カフェインの疲労回復効果は、
だいたい個人差にもよりますが2~3時間で切れてしまいます。
なので、根本的に疲れを取りたいのならば、
ちゃんとした休息が必要があるということです。