コーヒーに含まれるポリフェノール、クロロゲン酸ってなに?
- コーヒーってどうしてダイエットに効果があるんですか?
- インスタントコーヒーにもクロロゲン酸は、入っていますか?
- ミルクを入れてしまったら、クロロゲン酸の効果はなくなってしまうのでしょうか?
あなたもこのような疑問をお持ちではないでしょうか。
コーヒーに含まれているポリフェノールの一種のクロロゲン酸には
様々な効用があり注目を集めています。
今回は、コーヒーに含まれるクロロゲン酸の働きについて
まとめていきたいと思います。
コーヒーに含まれるクロロゲン酸の主な働き
胃酸の分泌を促進し、消化を助ける働き
ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は、
胃の粘膜を刺激して、胃酸の分泌を促し、
消化を助ける働きがあります。
ですが、コーヒーのクロロゲン酸は空腹時も
もちろん作用して胃の粘膜を刺激しますので、
消化するものがない時は、胃を傷つけてしまいますので注意が必要です。
また、空腹時はカフェインの覚醒作用なども効きすぎて、
頭がくらくらしたりしますので、ブラックで飲むのはお勧めできません。
どうしても空腹時に飲む場合は、ミルクなどでまろやかに
してから飲むと胃の負担も軽減されます。
コーヒーを飲むベストのタイミングは食後で、
消化を助けてくれますので、
食べ過ぎた人や、たくさん食べる人などに最適です。
コーヒーにミルクを入れて飲んでもクロロゲン酸の効果が
弱まってしまうことはありませんので、甘党の方も安心してくださいね。
有酸素運動で脂肪の燃焼を助ける働き
コーヒーがダイエットに効果があると聞いたことがある人もいると思います。
ですが、勘違いされてる人も多いと思いますが、
コーヒーを飲むことでカロリーが消費され痩せるということではありません。
コーヒーに含まれるクロロゲン酸やカフェインは、
運動中の脂肪燃焼を助ける働きがあります。
そのため、コーヒーを飲んだ後にウォーキングやジョギングのような
有酸素運動を行うことで脂肪燃焼が促進され、結果痩せることができます。
この脂肪燃焼効果を得るためには、
運動の30分くらい前にコーヒーを飲みます。
その後20分以上の有酸素運動を行うことで、
脂肪燃焼が始まりダイエットに効果を発揮します。
また、このときのコーヒーは、
ダイエット中のためカロリー摂取は最小限にしたいので、
無糖のブラックコーヒーが望ましいです。
無糖のブラックコーヒーは、含まれるカロリーが0kcalなので、
カロリー増加に影響しません。
逆にミルクや砂糖にはカロリーがありますので、
消費しなければならないカロリーが増えるので効率的ではありませんよね。
インスタンスコーヒーと、ドリップに使うレギュラーコーヒーは、
どちらもクロロゲン酸が含まれていますので同様の効果があります。
糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病を予防する働き
偏った食事・運動不足・飲酒・喫煙・ストレスのどの生活を続けていくことで、
発祥するリスクのある高脂血症・高血圧・糖尿病などを俗に生活習慣病と呼びます。
みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
コーヒーのポリフェノール、クロロゲン酸には
このような動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を予防する働きがあります。
これはポリフェノールが持つ抗酸化作用が効いてるためだという
研究結果が報告されています。
1日3杯程度のコーヒーを飲むことで、
動脈硬化や糖尿病などの予防に寄与します。
いくら効果があるからといって、
たくさん飲みすぎるとコーヒーの副作用が影響しますのでご注意ください。
まとめ
今回は、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種のクロロゲン酸の
主な働きについてお伝えしました。
クロロゲン酸の主な働きは次の通りでした。
- 胃酸の分泌を促進し、消化を助ける働き
- 有酸素運動で脂肪燃焼を助ける働き
- 糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病の予防に有効
またコーヒーに含まれるクロロゲン酸は、
生豆に多く含まれ、焙煎が深くなるにつれ減少していきます。
つまり、アメリカンコーヒーのような
焙煎が浅いコーヒー豆を使ったもの方がクロロゲン酸が多く、
アイスコーヒー用やエスプレッソ用のモノは少なくなります。
クロロゲン酸の効果を高めるにはアメリカンコーヒーが最適ですね。